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11.2 WG4−SOLAS
関連文書:18(Kista/WG4)4
WG4のConvenerが、報告書18(Kista/WG4)4をもとに作業経過を報告した。説明の後、Convenerより、WG4としては、早い段階でIMO文書(draft文書を含む)に関与する必要があり、今後はTC18の議長及びSecretaryを経由し、直接IMOへ意見具申したいとの意見が出され、皆の合意を得た。これに関連し、ノルウェーのMr.MartinsenがIMOの動向を精査し、WG4のConvenerに報告するとのことであった。
また、IMOとの公式な情報交換は全てCentral Office経由で各TC18のメンバーに報告されることが確認された。さらに、Convenerより、IMOへの連絡手順についてはWG4の同意を得るよう要請があり、このため、電気関係の問題に関する連絡手順を確立するための協議をIMOと行うとのことであった。
Mr.XiaはISO/TC8のLiaison officerになることを受諾した。
火災探知装置の件については、WG3とWG4で意見交換するよう要請された。これに対し、Convenerより、WG4は他のWGが関与する問題についてはすべて報告するとのことであった。また、Convenerが、連絡手順に関するフローチャートを作成するとのことであった。
Central Officeの代表より、IEC及びISO間で取り交わされたJoint Technical Advisory Boardに、互いに競合する問題点を提出することができる旨の説明があった。
11.3 WG16−Revision of IEC92−504 and 92−504A
関連文書:18(Kista/WG16)16
WG4ではIEC92−504の第3節(環境及び電源の条件)、第7節(Fire Protection control installation:新規)及び第8節(Computer based system:新規)の改正を行っている。
WG4のConvenerが、報告書18(Kista/WG16)16をもとに作業経過を報告した。報告書の大部分が、IMO及びISOの規定と競合する件についてであったため、質問及び意見もこの点に集中した。
報告書のitem5について、Central OfficeよりIECとISO間の問題点については、Joint Technical Advisory Boardに報告するよう要請があった。
ドイツより、航海、無線及びコンピューター機器については、異なる国際規格を持つべきでないとの意見が出された。
報告書では、ISO/TC8/SC10にてコンピューターの規格を取り扱っており、「造船及び操船(Operation of Ships)用のコンピューターの規格」を作成することを目的としている旨記載されている。これについて、中国より、ISOで扱っている「Operation of Ships」とは、船の管理に係わるOperation(運航管理等と思われる)を意図したものであり、船の機関や電気機器のoperationを扱う意図はない旨の意見が出された。この件に関し、ノルウェー代表が、ISO/TC8/SC10の議長(Mr.Robertson:ノルウェー)と打ち合せを行い、ISO/TC8/SC10の目的とする作業をTC18へ報告することとなった。

 

 

 

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